Rubber Brain Blog

啓蒙的なアナウンスメント〈第2集〉世界の現状（村上 龍）、読み終わりました。すげえ面白かった。
日本語で議論する際にはまず言葉の定義から行わないといけないとか、成毛さんがマイクロソフトはゼニ儲け第一主義だっつってたりとか（や、そんなことはみんな知ってるか）。ＮＧＯやタリバンについても、とても今日的な話題で、なるほどそうなのか……と色々勉強になったです。
なにかすべて、同じ問題が根底に流れているような気がして、それがなにかハッキリ掴めなくてもどかしいです。たぶんコミュニケーションと情報ということが大きく関連してると思う。

イマサラながらの感もありますが、ベストセラーになったこの本を読みました。

海馬／脳は疲れない　ほぼ日ブックス（池谷 裕二 糸井 重里）
ほぼ日のサイトの「喜びの声が続々と！」ってかんじにはちょっと「うわあ」と思いますが、でもすげえ面白かったです。30過ぎてもう頭良くなることってないんじゃないか……とショボーン(´･ω･`)としてたわたしも勇気がわいてきました。
脳の中の神経細胞のつながりは人付き合い（ネットでもリアルでも）のアナロジーになるなぁと思った。わたしたちは誰かからの刺激を受けて、それに応えたり応えなかったりする。脳細胞間のやりとりと同じで、受け手側に選択権があるということ、だから受け手に何か強制するようなものってすごい拒否感がわくんだなあ。あと、経験値はべき乗で増えていく（いっこいっこ増えてくんじゃなくて、倍々になっていく）なんてところは「うおお！」ってかんじでした。トライ＆エラーでがむばろうっと。

村上龍の対談集を読んでます。まだちょこっとだけ。

啓蒙的なアナウンスメント〈第2集〉世界の現状（村上 龍）
なんか今回の騒動と絡めて読むと、とても面白いです。１年ぐらい前に書かれた本なんですが、日本の問題点が今回も噴出してるんだなーって思って。

坂本（龍一）　日本では競争原理が機能してないもんね。
塩崎（恭久）　日本は完全な社会主義です。

うおお、キッパリ言い切ってはります。あと、政治家や役人は税金を「自分の金」だと勘違いしてんじゃねーの、とか……「反日的分子に払う金なんかねえ」なんていってる自民党議員がいましたが、まさにそんなかんじ。
前にとある掲示板で、高度経済成長期の企業のありかたはこうで（終身雇用制だとか、とても社会主義っぽいかんじ）それが今壊れてきてるというレクチャーを受けて、現在ってほんと、そーゆー色んなパラダイムシフトが起こりつつある時代だなぁって。
もっと勉強しないといけないなあ。とりあえず経済を勉強したい。ってことで唐突だけど日商簿記３級の資格を取ろうと思いました。

いや〜、めちゃ面白い本を読みました。


リサイクル幻想（武田 邦彦）

リサイクルって、漠然と「ゴミを分別したり、ビンやペットボトルは指定のところに捨てたりすること」と思っていたのだけど、この本を読んでものすごいいきおいで目からウロコが落ちました。碓井さんがパルスさんとこの「ウロコ本」でおすすめしてらして興味を持ったんですが、なんか難しい本じゃないの〜？碓井さんはバリバリの理系だけどわたしには難しそーだニャーとか構えて読み始めたところ、これが面白い！まず素材についてその構造から詳しく分かりやすく解き明かされていて、そしてリサイクルをすればするほど資源を使ってしまう矛盾だとか、ダイオキシンはなぜ発生するのかとか、また問題提起をするだけでなく具体的な解決案まで書いていて（「人工鉱山」のアイデアにはすげえ！ＳＦみたい！と興奮しました）いやーほんとにこれは面白くて為になる本です。おすすめです。

ウチの市の図書館がネット検索・予約対応になって嬉しい。どんどん借りるぞ！

こないだまついなつきさんの「恋する女はみんなバカ。」という本を借りてきまして。