色々な意味で感動しました。作品としてもスゴイし、実体験であること…仕事から逃避してホームレスになり、捜索願が出ていて連れ戻され、今度はアル中になって精神病院に入れられて…という壮絶な体験をあくまで客観的にギャグを交えてクールに描いている姿勢が文学してるっ!てかんじで圧倒されるし、中学の時に「やけくそ天使」に出会って人生がホントに変わってしまった、いわばわたしにとってのマンガの神様みたいな人が、一時期引退したり筆が荒れてたりして悲しかったのだけど、絵も話も完全復活していてそれにも激しく感動しました。
とにかく一読をおすすめします。カバー裏のインタビューも見逃すなっ!
布団で寝込みながら
も読んだのだけど、自殺しようとしてる人を思いとどまらせる力、という意味では吾妻ひでおの『失踪日記』のほうが上かも。
友人と妻に自殺された人の手記なんだけど、やはりまだまとまらない気持ちをそのまま書いている部分があって、勿論辛いのはよく分かるのだけど、そのまま書いてあってもこちらにはよく伝わらないのだ。他人に想いを伝えるのは難しい。
とは言え、とても興味深く読みました。
ルサンチマン (1) (2) (3)
ネットでも話題になっているマンガをまとめて一気読み。
読んでいて不思議だったのは、これは男性向けの美少女オンラインゲームで、人工知能を持った少女のソフトを購入し、彼女たちとバーチャルな世界で恋愛する…という世界なんだけど、こういうのの女性向けゲームってこの世界には無いの?
作品の中には『
千と千尋の神隠し』そっくりな遊郭も出てくるんだけど、バーチャルな遊郭なら勤めてみたい!って生身の女性もいるんじゃないかしら。
作品とは別のことをものすごい色々考えさせられたんだけど、関係ないのでまたいつか書きます。